私が傳田精一先生に初めてお会いしたのは、1999年4月に長野県工科短期大学校に勤務して間もない頃でした。工科短大では企業との連携を深めることを目的として同年1月に「教育研究振興会」が発足しており、当時の佐藤元太郎校長と大竹勉副校長から、その目玉となる事業として半導体実装の研究会を開催したいので、事務局として副校長のお手伝いするようにとのお話を頂きました。私は前職で部品搭載機の開発・製造に携わっておりましたが、半導体パッケージ開発の知識は全く無く、どのように会を進めて良いのか何も分からない状況でした。
傳田先生のご指導のもと、1999年7月に振興会員企業を対象とした「半導体・実装技術研究会」